【チューハイコラム】ついに氷結を抜いた!ストロングゼロが語る 平成の缶チューハイ変遷(その2)
2001年(平成13年 )安値と斬新なパッケージ、ウォッカベースという、
缶チューハイの新境地を開いた「キリン氷結」シリーズが登場!
氷結は空前の大ヒット商品となり、その後の平成の缶チューハイ史に
多大な影響を及ぼしたことはいうまでもありません。
前回の記事はこちら↓↓
その後は、安値、ウォッカベースに加えてさらなる機能性を追及した
機能派チューハイやノンアルコール、低アルコール、高アルコールチューハイなど
さまざまな缶チューハイが各社から登場します。
●2003年 (平成15年)「サントリーカロリ」などカロリーオフチューハイが発売!
フレーバーづくりやカロリーオフなどの技術革新が進み、
カロリーゼロ商品やカロリー50%オフなどの機能派チューハイが続々登場しました。
●2009年 (平成21年 )高アルコールチューハイ「サントリーストロングゼロ」登場!
従来よりもさらに高いアルコール度数8%の
高アルコールチューハイ「ストロングゼロ」が登場。
飲酒運転厳罰化による家飲み志向が高まり、
1本で十分酔えること、また糖類ゼロであることから、
主に30代・40代男性から高評価を得ました。
※2014年から当シリーズはすべてアルコール度数9%となりました。
●2009年 (平成21年) 甘くて3%の低アルコール「サントリーほろよい」が登場。
女性向けのパッケージデザイン、3%の低アルコールチューハイ、
「ほろいよい」が登場。女性を中心に今も人気が衰えることないロングセラーです。
●2012年(平成24年) 甘い系 ノンアルコールチューハイ 「サントリーのんある気分」が登場
飲酒運転厳罰化の影響からノンアルコールビールの開発が進むなか、
チューハイでもノンアルコールのものを!
との声に応えて開発されたのがノンアルコールチューハイ。
清涼飲料水にはないすっきりとした味わいとお酒に近い風味で人気です。
●2015年(平成27年 )フルーティー系 果汁多め 「キリン本搾り」がブームに!
2003年からメルシャンと共同で発売されていた「本搾り」シリーズですが、
この年に大ヒット!その後、サントリーのこくしぼりやアサヒの贅沢搾りも登場し、
缶チューハイ市場に生搾り系缶チューハイという新たなジャンルを確立しました。
●2018年 (平成30年)ドライ系 高アルコール サッポロ99.99(フォーナイン)が登場!!
この年は高アル&ドライ系の缶チューハイがブームに。
その中でもスタイリッシュなパッケージデザインと高純度のウォッカにこだわり、
一躍ドライ系缶チューハイのスターダムにのし上がったのがこちら!
サッポロ99.99(フォーナイン)。とにかくオシャレ!!ですよね。
●2018年 (平成30年)こだわりレモンサワー系タカラ極上レモンサワーが登場!!
レモンサワーブームがじわじわと来る最中、缶チューハイにも
居酒屋のこだわりのレモンサワーを再現したレモンチューハイが登場。
その代表ともいえるのが、タカラの極上レモンサワーシリーズ。
この流れをうけて、サッポロのレモン・ザ・リッチや
サントリーこだわり酒場レモンサワーをはじめ、
平成の末にかけて各社からこだわりのレモンサワーが続々登場しました。
そして、、、、ついに、、、2018年 氷結売上首位陥落
2001年から売上げNO.を貫いてきた通常の氷結シリーズがついに首位陥落。。。
サントリーのストロングゼロシリーズ(アルコール度数9%)が首位に躍り出ました。
2018年度の売上げは、ストロングゼロが1位。氷結が2位。ほろよいが3位。
高アルコールと低アルコールの両方が近年伸びてきているんですね。
そのせいで、あいだの5%~6%のチューハイの売上げが減っているようです。
2019年は高アルコールだけじゃなく中アルコールもくる?!
2017年、2018年は各社から9%の色々な高アルコールチューハイ新シリーズが登場しました。中には12%なるツワモノまで登場しましたよね・・・笑
アルコール感だけでなく、缶チューハイにおける味の再現力も各社UPしていて
飲みやすい高アルコールチューハイが続々登場しています。そのため、
女性も高アルコールチューハイにシフトしてきて、その流れが定着したのが
昨年2018年だったのかと思います。
ただ、原点回帰ともいえるように、ここにきてサントリーが
ストロングゼロの名前でアルコール度6%の瞬間レモンと瞬間ライム
を発売。そこからもわかるように、やはり、ドライさは欲しいけど
高アルコールを求める方ばかりでない
という流れも徐々にでてきたのかな?とも思います。
各社の昨年までと令和に流行りそうなチューハイの予想!(独断)
平成の時代は、キリンとサントリーの2社が缶チューハイの流行を
牽引してきたのかな?と思います。
キリンは今でも氷結と本搾りが、サントリーはストロングゼロとほろよいが
かなり人気ですよね!
タカラは今もウォッカベースではなく焼酎ベースにこだわったチューハイ
を作り続けていて、まさに独自路線ですね。
サッポロとアサヒはどちらかといえば流行りに乗っていく感じでしょうか?
サッポロで斬新だったのは99.99(フォーナイン)です!あれは今までにないおしゃれな高アルコールとして、かなり話題になりましたよね!
アサヒはわたしは贅沢搾りも好きですが、あまり売り出していない季節限定の
果実の瞬間シリーズが好きです。
2018年高アル以外は、果実感にこだわった生搾り系や進化系レモンチューハイや
ミックスフレーバーが流行っていた気がします。
令和にはいったいどんな缶チューハイが流行るのでしょうか?
健康志向の方のための高機能低アルコールチューハイとか
ちょっとどろっとしたスムージーやシェイク状のチューハイ
や今もあるけどツブツブオレンジ系なんかもくるかな?思いますね!
夏に流行りそうなのはクーリッシュみたいな
シェイク状アイスチューハイとかね。
シャーベットではなくもうちょっとどろっとしたやつ・・・。
高アルチューハイはブームも一段落して、
再び5~6%の中アルがくるかな?とは思っていますね。
ちなみに、アイキャッチ画像のストロングゼロレモン系3種飲み比べ記事は後日公開予定!
平成の缶チューハイ変遷その1はこちら↓